人気ブログランキング | 話題のタグを見る

セントビンセントでの協力隊活動状況を綴っています。


by haruka216h
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

大乱闘!!!!

今週は私が受け持つ授業を増やしてもらい、裁縫を教えることに。
ほぼ、縫い物はしたことのないという生徒。
まずは練習から。玉止め、波縫い、返し縫いの基本を練習。
大乱闘!!!!_a0101871_2351986.jpg

いつも席に着くのもままならない生徒だが、ビックリするくらい静か。そして真剣
思った以上に縫えるということが分かり、ペンケースを作ることに。
(ペンをバッグに1・2本ぽいっと入れてくる姿をみていたので。)
デザインをさせ、チェック。意外とかわいいデザイン。I Love You!』が好きらしい。
久しぶりにほのぼの。
夢中で縫う生徒。LunchTimeも縫い続ける生徒。カワイイ。

だがそこで突然の召集。
『Ms! Lunchが終わったらまた来るね。』と言い残して去る生徒。

校長がイギリスに1年間研修に行くことになり、新しい校長に。
またまた、服装検査。これですでに今学期3度目
大乱闘!!!!_a0101871_22451824.jpg

いつものように一列に並び検査を受ける生徒。すると・・・。
服装の悪い生徒、先生に従わない生徒を校長がムチで・・・・。
女の子でも容赦なく、叩かれる。
この国では校長にのみ、体罰?(適切な言葉かどうか分からないが、私にはそう見える)の権利が与えられている。
あまりのショッキングな光景に思わず涙がこぼれた。
最もショックだったのが、無知で叩かれる生徒を見て、『よくやったわ!素晴らしいわ!』と校長を称えるほかの教師の姿だ。

子どもの人権・・・そんな言葉はここにはないのだろうか。
隣にいた同僚のルースリン先生に『おかしい!』と言おうと思ったが、きっと受け入れてもらえないだろうと思い、ものすごくショックだったことと、日本では体罰は禁止されているし、どんな状況でも子どもや親と話し合って解決しようとすることなどを伝えた。
ルースリンは『あれぐらいやらないと子どもをコントロールできないのよ。』とさらっと言っていたが何とも信じがたい言葉だった。

その後、気が立っていたのか、ケンカが起こる。
まるでお祭り、面白がって生徒が集まる。
一度は鎮火。
大乱闘!!!!_a0101871_23164518.jpg

だが、興奮はなかなか収まらず、この日計6回のケンカが起こり、警察と保護者が来た。
よく見たら、知っている顔ばかり。
とてもさっきまで裁縫をしていたとは思えない光景だった。
もちろんLunch後戻ってくる生徒はいなかった。

未完成のペンケース・・・・。
大乱闘!!!!_a0101871_23193145.jpg

by haruka216h | 2007-09-30 23:26 | The school in NU